「え?あの人、そんな性格だったの?」
職場や友達付き合いで、こんなふうに驚いたこと、ありませんか?
最初は大人しくて控えめだったのに、ある日突然、本性(?)を現したような感じ。
いわゆる——**「猫をかぶってた」**ってやつです。
今日はそんなちょっと面白くて、ちょっと考えさせられる慣用句、
**「猫をかぶる」**について深掘りしてみたいと思います。

🐱 「猫をかぶる」ってどういう意味?
辞書的な意味としてはこうです:
本性や本来の性格を隠して、おとなしそうに見せること。
つまり、「おとなしそうに見せてるけど、実は違う」ってこと。
裏表がある…とまではいかないけど、ちょっと演技入ってる感じですね。
使い方の例としては、
- 「最初は猫をかぶってたけど、今ではすっかり素を出してるよね」
- 「あの人、猫かぶってるのバレバレだよ〜」
なんて感じで、わりと日常的にも使います。
🐾 由来はどこから?
この慣用句、江戸時代あたりから使われていたとされていて、
「猫みたいにおとなしく見えるけど、実は気まぐれでちゃっかりしている」
という猫の性格を人に重ねた表現なんです。
猫って、見た目はかわいいし、寝てばっかりのように見えるけど、
ちょっとしたことで急に素早く動いたり、気まぐれだったりしますよね。
そんなギャップが、「猫かぶってるね〜」っていう言葉になったわけです。
💬 実はみんな“猫”をかぶってる?体験談あるある
例えば私自身、就職したての頃は、
「とにかく真面目に見られたい!」と思って、
無理やり静かなキャラを演じてました。
でも、元々おしゃべり大好きでツッコミ気質な私は、
3ヶ月も経てば職場で「意外としゃべるね」と言われる始末(笑)
他にも友達から聞いた話では、
「初デートで猫かぶりすぎて、普段のテンションが出せなくなった」とか、
「ママ友との付き合いで、“猫をかぶるスイッチ”を入れている」なんてのもあります。
つまり——
私たちは、無意識に猫をかぶってるんです。
🤔 なぜ人は猫をかぶるのか?
これ、突き詰めていくと「自己防衛」や「空気を読む力」とも言えるんですよね。
- 初対面の相手に警戒されないように
- 印象をよく見せたいから
- 周囲に合わせたい、浮きたくない
そういった感情から、「本当の自分」をちょっと隠して、
“安全なキャラ”をかぶることって、実はよくあることなんです。
⚖️ 猫をかぶるメリット・デメリット
メリット
- 第一印象がよくなる
- トラブルを避けやすい
- 周囲に馴染みやすくなる
デメリット
- 無理してると疲れる
- 後からキャラ変が大変
- 「あれ?最初と違うじゃん」と思われることも
つまり、猫をかぶることは悪いことではないけど、“ほどほどに”が大事ってことですね。
✨ まとめ:「猫をかぶる」も、あなたの魅力の一部かも
「猫をかぶる」というと、どこかネガティブな印象を持たれることもありますが、
実はそれも一つのコミュニケーションスキル。
本当の自分を全部さらけ出すのが正解とは限らないし、
むしろ、TPOに合わせて“猫かぶりモード”に切り替えるのは、大人のたしなみとも言えるかもしれません。
だからこそ、無理しすぎず、
**自分にとって心地いい“猫のかぶり方”**を見つけていきましょう🐾
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