「やりたいことがわからない」は、誰にでもある悩み
「将来どうしよう…」「やりたいことが見つからない」「何を目指せばいいのか分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
SNSを開けば、「夢を叶えた人」「好きなことを仕事にした人」「輝いて見える同年代」がたくさんいます。そんな中で、自分だけが置いていかれているような、焦りや不安を感じる人も少なくありません。
でも実は、その悩みこそが“ちゃんと未来と向き合っている証拠”なんです。
そして、結論から言えば「やりたいこと」は無理に見つけようとしなくても大丈夫。
今は“決めること”より“動いて探す”ことのほうが大切な時代です。
なぜ「やりたいことが見つからない」と感じるのか?
そもそも、なぜ私たちは「やりたいことがわからない」と悩むのでしょうか?
1つは、選択肢が多すぎる現代の影響です。
SNSや動画サイト、インフルエンサーの存在によって、「こんな生き方もある」「あんな働き方もある」と無数の情報に触れます。情報は多いのに、自分にピンとくるものは見つからない。この“情報過多と自己迷子”のギャップが、悩みを深くしています。
また、学校では「正解を出す力」が重視され、将来も「答え」を出さなきゃいけないというプレッシャーがあります。
でも、人生には正解なんてありません。むしろ、正解のない時代だからこそ、自分なりの“仮の答え”を持って試していく姿勢が大切なのです。
「好きなこと=やりたいこと」は思い込みかもしれない
よくある誤解のひとつに、「好きなことを仕事にしなければならない」という思い込みがあります。
でも実際は、好きなことが仕事になるとは限りませんし、仕事になった途端に嫌いになることもあります。
また、「これが自分のやりたいことだ!」と確信してスタートした人でも、数年後には違う道に進んでいることも多いです。
人の興味は変わるし、経験を重ねることで新しい“自分の輪郭”が見えてくるもの。
だから、“最初から完璧な答え”を出そうとしなくていいんです。
動きながら探す|3つのステップで「自分の輪郭」が見えてくる
では、「やりたいこと」が見つからない時、どうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
“小さく動く”こと。そして、行動の中で自分を知ること。
以下の3ステップを、気軽な気持ちで実践してみてください。
メルカリ
① 小さく試す
気になるものがあれば、5分だけやってみましょう。
・動画編集に興味 → 無料アプリで1本作ってみる
・お菓子作りに関心 → レシピをひとつ試す
・発信したい → SNSで1投稿してみる
小さく動けば、自分の「向いてる・向いてない」が少しずつ分かってきます。
② 書き出してみる
「過去にちょっと楽しかったこと」や「人に感謝された経験」をノートに書いてみましょう。
・文化祭で企画を仕切った
・友達の相談に乗って感謝された
・イラストを描いたら褒められた
こうした体験が、自分の得意や価値観のヒントになります。
③ 人と話す・外に出る
友人・先輩・社会人など、人と話すことで思わぬ気づきを得られることがあります。
また、普段と違う場所に行くだけでも視野が広がります。
「自分ひとりで考えていても答えが出ない」と感じたら、誰かと話してみましょう。
メルカリ
「わからない今」も未来の自分をつくっている
やりたいことが明確な人は、ほんの一部。
むしろ、悩みながら、迷いながら進んでいる人の方が多数派です。
焦る必要はありません。
大切なのは、“今の自分”を否定しないこと。
「迷ってもいい」「まだ見つかっていなくてもOK」
そう自分に言い聞かせながら、小さく動いてみてください。
その一歩が、未来のあなたをつくっていきます。
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