“やる気ゼロ”の日こそ使いたい!“脳のリセット習慣”で気持ちを立て直す方法
今日は何もしたくない。
やる気がまったく湧かない。
家事も仕事も「もうちょっと後で…」と、つい先延ばしにしてしまう。
そんな「やる気ゼロの日」は、誰にでも訪れるものです。
特に6月は、気温の変化や湿度、低気圧による体調不良が起きやすく、自律神経が乱れがち。実際にこの時期、「なんとなくしんどい」という相談も多く見られます。
今回は、そんな“動けない日”の自分を責めずに、「脳をうまくリセットすることで回復させる習慣」をご紹介します。

なぜ“やる気ゼロの日”が起こるのか?
「やる気が出ない」と聞くと、つい「怠けている」と思われがちですが、実は脳科学的に説明がつきます。
脳には、意思決定・行動・感情をコントロールする「前頭前野」という領域があります。ここはストレスや疲労によって非常にダメージを受けやすく、エネルギーが切れると“判断”や“行動”が極端にしにくくなるのです。
さらに、気圧の低下や睡眠不足、ホルモンバランスの崩れなどが重なると、脳のエネルギー切れが加速します。
やる気を削ぐNG行動とは?
やる気が出ないとき、多くの人がやってしまいがちなNG行動があります。
- SNSで人と比べて落ち込む
→ 脳にさらに情報過多の負荷をかけ、自己否定を招く原因に。 - 無理に気合で動こうとする
→ 「頑張れない自分」によるストレスで逆効果。 - ついダラダラと長時間スマホを見る
→ 睡眠の質や気分にも悪影響を与え、悪循環に。
こうした行動は“エネルギーを回復させるどころか、余計に削る”ので注意が必要です。

“脳のリセット習慣”7つの実践法
「無理に頑張らない。でも少しだけ立て直したい」
そんなときに役立つ“脳のリセット習慣”を7つご紹介します。
- 深呼吸を3回ゆっくり
→ 呼吸を整えるだけで、自律神経が安定し始めます。 - 5分間だけ目を閉じる(仮眠でもOK)
→ 情報のシャットダウンが、脳疲労の軽減につながります。 - 水分を1杯しっかり飲む
→ 脳は水不足に敏感。意外と「脱水気味」が原因なことも。 - “何もしない”時間を5分だけ作る
→ ボーッとすることで、マインドワンダリング(脳の回遊)が発動。 - 気持ちを言葉にする(紙に書く)
→ 書くだけで脳の整理が進みます。「しんどい」と書くだけでもOK。 - 手を使って何かをする(洗い物・塗り絵など)
→ 手先を動かすことで脳に心地よい刺激が入り、整い始めます。 - 「今日は頑張らなくていい」と口に出す
→ 脳は“言葉”に反応しやすいため、自分への許可が回復の鍵に。
まとめと前向きなメッセージ
やる気が出ない日があっても、それは決して「ダメな日」ではありません。
むしろ、それは「脳が疲れているサイン」かもしれません。
そんな日は、自分を責めるよりも、ひとつでも“リセット習慣”を取り入れてみてください。
完璧じゃなくていい。小さな一歩を、自分のペースで。
“休み方を知っている人”こそ、人生を長く、軽やかに進めていけるのです。
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