新しいことを始めようと思ったとき、つい「完璧にやらなきゃ」と気合を入れすぎてしまうことってありませんか?
英語を勉強したい、運動を始めたい、副業に挑戦したい…。どれも素敵な目標ですが、最初から大きく構えてしまうと、途中で息切れしてしまうのが人間というものです。
そこでおすすめなのが「スモールステップ法」。
これは、大きな目標を達成するために、あえて【小さな一歩】から始めるという考え方です。

「1日10分」でも、続ければちゃんと成果になる
たとえば、運動を始めたいと思ったとします。
ジムに通って毎日1時間運動する!と最初から気合いを入れてしまうと、忙しい日が続いたり、気分が乗らない日には簡単に挫折してしまいます。
でも、「まずは1日10分だけストレッチをする」「とりあえず運動着に着替えるだけでもOK」といったスモールステップから始めれば、心理的ハードルはぐっと下がります。
不思議なもので、小さな行動でも「やった」という達成感が生まれると、モチベーションが維持しやすくなります。
そして少しずつ、気づいたら「10分が15分に」「週1が週3に」と自然にステップアップできるようになるんです。
脳は「できた!」を繰り返すと変わる
人間の脳は「成功体験」を繰り返すことで、ポジティブな習慣を作りやすくなると言われています。
つまり、「小さなことでも、続けてできた」という体験が、自信を生み、新しい行動のエネルギーになっていきます。
逆に、「やろうと思っていたのに、できなかった」経験が続くと、自己肯定感が下がってしまい、「どうせ自分には無理だ」という思考に陥りやすくなります。
だからこそ、最初は“物足りないくらいの目標”を設定するのがポイントです。
「こんなに小さくていいの?」と思うくらいが、実はちょうどいいんです。
こんなふうに使える「スモールステップ法」
1. 読書習慣をつけたい人
→ 毎日1ページだけ読む。読めたら自分を褒める。
2. 朝活を始めたい人
→ まずは5分早く起きる。前日の夜に起きたらやることを1つだけ決めておく。
3. 副業を始めたい人
→ 毎日10分だけ調べごとをする。ブログやSNSにメモを投稿する。
どのケースも、最初から「1時間やる」「完璧にやる」を目指さず、まずは行動のきっかけを作ることが大事なんです。
「やらない理由」を減らせるのが強み
人は「面倒くさい」「時間がない」「疲れてる」など、つい“やらない理由”を作りがちです。
でも、スモールステップならその言い訳が効きません。
「10分だけならやれるか」
「この1ページだけなら読めそう」
そう思えたら、行動に移しやすくなりますよね。
しかも一度やり始めると、案外「もう少しやってみようかな」と思えることも多いものです。
やる気よりも“行動の入り口”を作ることが、継続のカギなんです。
まとめ|最初の一歩は、ちょっとだけでいい
夢や目標は、大きいほど魅力的です。でも、いきなり大きなことをやろうとせず、小さな一歩から始める勇気も同じくらい大切。
「自分は続かないタイプなんです」と思っている人ほど、このスモールステップ法は効果を感じやすいはずです。
まずは今日、何か一つ“小さなこと”をやってみませんか?
続けるコツは「がんばりすぎないこと」です。
あなたの一歩が、未来を変えるきっかけになるかもしれません。
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