気づけばもう夕方。
やらなきゃいけないことを終わらせたつもりでも、どこか心は落ち着かず、次のタスクを考えてしまう。
そんな日々を過ごしていませんか?
多くの人が、仕事や家事、育児、地域のつながりなどに追われ、自分のための時間が後回しになっています。
「もっと余裕を持ちたい」「心にゆとりが欲しい」と思っても、何か特別なことを始める余裕もない。そんなときこそ、日常の中にある“ほんの少しの習慣”が、大きな支えになってくれます。
今回は、私自身が実践している「心を整える小さな習慣」をいくつかご紹介します。特別な道具や場所は必要ありません。今日から、誰でも始められることばかりです。
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1. 朝、窓を開けて深呼吸をする
どんなに忙しい朝でも、カーテンを開けて窓から空気を入れるだけで、頭の中が少しクリアになります。
できれば、窓辺で深呼吸を3回。
ゆっくり吸って、ゆっくり吐く。それだけで、気持ちがリセットされるのを感じます。
このとき、「今日一日、どんなふうに過ごしたいか」をぼんやり思い浮かべるのもおすすめです。
「慌てずに過ごそう」「相手の話をちゃんと聞こう」など、小さな目標でもOK。朝に意識を向けることで、日中の行動も少しずつ変わっていきます。
2. 「ながら瞑想」で気持ちを整える
瞑想というと、静かな部屋で目を閉じて…というイメージがあるかもしれませんが、もっと気軽な「ながら瞑想」もあります。
たとえば、食器を洗いながら「今、手に触れている水の温度」「泡の感触」に意識を向けてみる。
歩いているとき、「足の裏が地面を踏みしめる感覚」に集中してみる。
ただそれだけで、脳の中にあった雑音がすっと消えて、今この瞬間に戻ってこられます。
ポイントは、「評価しないこと」。
「集中できてないな」とか「意味あるのかな」と考える必要はありません。気づいたら、また感覚に意識を戻す。それだけで十分です。
3. 小さな「よかった探し」
1日の終わりに、ノートやスマホのメモに「今日よかったこと」を3つ書く習慣も、心の余裕を生み出してくれます。
・朝、コーヒーの香りに癒された
・電車で席を譲ってもらった
・子どもの笑顔が見られた
大きな出来事でなくて構いません。
むしろ「何もない日」ほど、小さな幸せに目を向ける力が育ちます。
この習慣を続けていると、普段から「これは今日の“よかった”に書けそうだな」と、自然と前向きな視点が身についてきます。
4. 「何もしない時間」を意識的に作る
スマホを見ず、テレビもつけず、ただぼーっとする時間。
実はこれ、脳にとってとても大切な休息なんです。
人間の脳は、何かをしていないときにも活動しています。
「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれるその活動が、心の整理や創造力に関係しているといわれています。
5分でもいいので、ベランダに出て空を眺める。
ソファに座って湯気の立つお茶を味わう。
そんな“意識的な無”の時間を取ることで、疲れが溜まりにくくなり、自分の中心が少しずつ戻ってくるのを感じます。
自分の心の扱い方は、自分で決められる
忙しいときほど、心のバランスを崩しやすくなります。
でも、どんな状況にいても「自分の心の扱い方」は自分で選ぶことができます。
特別なスキルや時間がなくても、小さな習慣の積み重ねが、確実にあなたの心を整えてくれます。
毎日の中に、自分だけの「整える時間」、ぜひ取り入れてみてください。
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