アウトドアや災害時に道に迷ったとき、スマホのGPSやコンパスが使えない状況では、簡易コンパスを作る方法を知っておくと役立ちます。今回は、身近な道具を使って即席のコンパスを作る方法を詳しく解説します。
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必要な材料
- 縫い針または小さな釘(鉄製のもの)
- 磁石(なければ摩擦でも代用可)
- 葉っぱまたは発泡スチロールの小片
- 水を入れられる容器(カップ、ボウル、または湖・池の水面でも可)
作り方
- 針に磁力を与える
- 磁石がある場合:
- 針を磁石の片方の極(N極またはS極)に30秒〜1分ほどこすりつける。
- 針の片方だけをこすることで、磁気が偏り、より正確なコンパスになる。
- 磁石がない場合:
- 針を毛皮や絹の布(ウールの服など)でこすって静電気を発生させる。
- または、鉄の表面に何度もこすりつけることで弱い磁気を帯びさせる。
- 磁石がある場合:
- 水に浮かべる
- 葉っぱや発泡スチロールの小片の上に針をそっと置く。
- これを静かな水の上に浮かべる。
- 針がゆっくりと回転し、北を指すように整列する。
- 方角を確認する
- 太陽の位置と照らし合わせて、針の指す方向が北かどうかを確認。
- 時計を使う場合、短針を太陽に向け、短針と12時の中間が南方向。
応用テクニック
- 即席の磁石を作る:針を何度も強く擦ると、磁気を持つようになる。
- 固定できる水面を探す:風の影響を受けにくい小さな水たまりやコップを利用すると、針が安定しやすい。
- スマホのスピーカーを利用:スマホのスピーカー部分には磁石が入っているので、針をこすって磁化できる。
まとめ
この方法を知っておけば、アウトドアや緊急時でも方角を知ることができます。シンプルながら実用的なテクニックなので、一度試してみるのもおすすめです!
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